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2016年11月

2016年11月27日 (日)

「慰安婦」問題を解決するために、いま日本のNGOは何をすべきか

 

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   2016年11月20日(日)

   中央大学駿河台記念館で第22

  「慰安婦」問題とジェンダー平

  等ゼミナールが開かれました。 

  韓国人「慰安婦」被害者が名乗

  りを上げて25年経ちますが,いま

  だ解決の兆しは見えません.昨年1228日の「日韓政府合意」以降、

 情勢は一層複雑になってしまいました。

   こうした現状を切り開こうとパネルディスカッションを開きまし

  た。参加者は67名でした。

 

パネラーは次の4人の方々です。

 

 川上詩 朗・弁護士(「日韓合意に対する弁護士有志声明まとめ」責任者)

 渡辺美 奈・アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)事務局長、

 笠井貴美代・新日本婦人の会会長

 吉川春 子・「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール代表

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議論は大森典子さん弁護士・(「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール副代表・写真右)の司会で進みました。

 

<パネリストの第1回目の発言>

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川上詩朗さん 

昨年1228日の「日韓合意」については、「慰安婦」問題は人権問題で国家間の問題ではない。一人一人の被害者の権利回復が必要で国家間の合意でやるべきではない。

20年間の運動の評価。「慰安婦」が自己の体験語ることで世界的に広がり世界の人権の底上げに、確信を持つべき。1999年ローマ規定、戦争犯罪にも影響与える。満足できなくも成果げている。

 我々にとって解決とは何か。日本人が加害者としての視点持つこと。日本社会の中に人権侵害を救済してゆく認識や事実に向き合って解決する姿勢がない。民主党政権も解決できなかった。国民が認識しているものとの温度差があり、「慰安婦」問題が優先課題にならない。役割果たせる者は政府ではダメで、NGOしかいない。

一人でもいいから声を上げる、安保法制の時の経験生かそう。

補償、謝罪、で解決ではない。それでおしまいにしてはならない。プロセスについて動的にとらえてゆく。

平頂山事件の原告(3人)は個人賠償責任を求めていない。お金いらない、碑を建てる。ナチスによる被害(への補償)は各々国によって求め方ちがう。フランス―謝罪、賠償もいらない、記念館ある。加害の事実を認め加害者の処罰が要求である。

 

➁ 渡辺美奈さん 

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200112月の「国際女性戦犯法廷」のハーグ判決の後、2002年より国連人権機関へ働きかけた。

それまで戸塚氏、前田氏等男性のみの国連への申請に女性(渡辺)が入って喜ばれた。

1995年世界女性会議(性奴隷)、(1996年)クマラスワミ報告、マクドーガル報告。韓国、フィリッピンの女性の働きかけがあったが、冬の時代。アジア女性会議で毎年報告。「日本政府はきちんとやっている、日本政府は努力中」と、(国連の認識が?)

2007年以降、女性差別撤廃委員会以外、国連「アジア女性基金は受け入れられていない。終ったと思ったが終わっていない」。政府答弁「法的拘束力持つものではない」

2015年以降「被害者中心のアプローチ取らなかった」と国連の(「慰安婦問題について)厳しい勧告が出た。

「河野談話」に人権侵害という言葉がないので「女性の人権侵害」を認めよと要求し続けている。

安倍総理に対し、『慰安婦』問題は政治外交問題ではない。現在進行形の「人権侵害」であり、歴史認識問題である。

男たちの歴史には「慰安婦」としか書けない。「和解」という言葉はない

自分(渡辺)はコロンボへ特別報告者として行った。真実、正義、被害、開発。被害者中心アプローチを求める。被害者に許しと忘却を求め重荷を負わせる。

「日韓合意」で23人の女性が(「基金」を)受け入れたのでいいじゃないか、被害者が(「基金」を)受け取ってくれてよかったね。という日本の反応がある。しかし被害者からは、自分たちに何も聞かず(韓国政府が)受け入れてしまった事への怒りがある。(政府間で)決まったものを(慰安婦被害者が)受け入れられるのか!

 

➂笠井貴美代・新婦人会長 

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パネリストとしてこの集会に招かれてよかった。新婦人は女性団体であり、国連登録のNGOである。

1.日本のNGOとして何をしてきたか。日本の侵略戦争の戦争犯罪の告発。

2.労働組合で取り組んでいるのが女性問題なのか。右派バックラッシュ勢力に立ち向かうことを抜きにして(「慰安婦」問題は)解決しない。

「日本会議」は、バックラッシュ内閣を支える。(この団体批判の)取り組みには特別に力の要る課題である。

大原富江の小説『邂逅(めぐりあい)』があった。これは「慰安婦」問題をテーマにした小説である。

〇新婦人は1992年(キムハクスンさんが日本政府を提訴した直後から)アジア、世界の女性と共に、(「慰安婦」)裁判支援の募金活動行う。

2002年世界女性戦犯法廷の開催時に、松井やよりさん(故人だがwamの創設者と言ってもいい?・吉川注)より「天皇の責任を問う運動にはほかの女性団体の協力を得られないから」と、新婦人が協力要請を受けたので協力した。

〇山形新婦人は「日本会議」の議会決議攻撃に対して葉書作戦でひっくり返す。

日韓合意については一歩前進と受け止めている。運動が追い詰めた結果である。政府は言ったからにはやりなさいとの立場。

 

➃吉川春子・当ゼミナール・代表 

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当ゼミナールは『慰安婦』問題とジェンダー平等の実現目指しめざし活動している。

 「慰安婦」は遠い昔の出来事ではない。国連女性への暴力撤廃宣言(1993年)で指摘されているよ

うに、「女性への暴力」の典型事例である。政府は「河野官房長官談話」と「村山談話」の具体化として「アジア女性基金」を設立し「償い金支払」と「福祉医療支援」事業を行い、被害者に「首相の謝罪の手紙」渡した(1995年~2007年)。韓国では受け入れられなかったので昨年の日韓合意となった。

安倍内閣には、アジア女性基金当時の政権党の何とか「慰安婦」問題を解決したいという姿勢はない。国際世論に批判されても歴史修正主義者の主張を通そうとする。

10件の「慰安婦」裁判も全て敗訴となった時、野党3党は「戦時性的被害者問題解決促進法案」を参議院に提出。この法案は8回提出し、いずれも自民党・公明党の与党が廃案にした。

 「慰安婦」問題は日本人にとって身近な問題という事を知らせる必要

この安倍総理を過半数の国民が支持している。国民を変えてゆくために日本人「慰安婦」問題をアピールする必要がある。

〇政府は遊郭から多数の女性を「慰安婦」として海外に送った。警察庁資料では大阪、京都など5県知事に遊郭女性を海外に送る要請(指示)をしている。私はビルマ従軍の元軍医から提供された名簿で、ビルマ従軍の日本人「慰安婦」本籍地を調査した。これは警察資料が裏付けられた。

〇米兵のための「慰安所」―敗戦直後、米進駐軍(194512月ピーク時45万人)のために慰安所を設置。守るべき女性(良家の子女)と差し出す女性(売春婦)を認める日本社会の女性差別思想払しょくが必要。

2016年11月12日 (土)

パネルディスカッションのご案内

 

 

 

             
   
   

 

   
   

 

22回「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール

日本の美しい秋がやってきましたが、心は沈みがちなこの頃です。イギリスのEU離脱に続いてまさか!の政治劇、あのトランプが大統領に当選するとは。(ヒラリーだからいい、とは思いませんが)資本主義の矛盾が人々の心を狂わす様をまざまざと見せつけられました。

 日本の参議院選挙も、最も弱者を踏みにじる政党が大きな支持を獲得していますね。国民の目を狂わす政治家、メディアに力をこれ以上与えてはならないと思います。

それ故に、学習の必要があるのです。議論し学びあい政治を変える力をつける、パネルディスカッションを計画しました。どうぞご参加ください。お待ちしています。

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(六義園の初秋)

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            (庭の千両、冬の足音 を感じます) 

テーマ「慰安婦」問題解決のために、今日本のNGOは何をすべきか

韓国の元「慰安婦」キムハクスンさんが日本政府を提訴し25年経ちました。政府は1993年に河野官房長官談話を発し、1995年「アジア女性基金」事業、そして昨年12月、「慰安婦」問題で日韓政府が合意しましたが、問題解決には至っていません。国連はじめ国際社会からは日本の責任追及の声はやまず、真摯な反省を強く求められています。

当ゼミナールは2010年に発足し、「慰安婦」問題ゼミナールを20回以上開き、当会のメンバーによる全国での講演は百回を超え、日本人「慰安婦」調査を開始しました。

地方自治体から政府・国会への「慰安婦」問題解決の要請を求める運動では成果を上げましたが、今安倍内閣を支える団体がこの決議をひっくり返す「草の根運動」を行っています。

日本女性の人権に深くかかわるこの問題を解決するために何が必要なのか、また日韓合意後、日本のNGO の運動の方向はどうあるべきなのか、ご一緒に考えましょう。

 <パネリスト>

 

川 上 詩 朗 :弁護士(「日韓合意に対する弁護士有志声明まとめ」責任者)

笠 井 貴美代:新日本婦人の会会長

渡 辺 美 奈 :アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(Wam)事務局長

吉 川 春 子 :「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール代表

 

<コーディネーター>

   大 森 典 子 :弁護士(「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール副代表)

 

 

日時:201611月20日(日)13:0016:30

 

場所:中央大学駿河台記念館320号室 (03-3292-3111)

 

<交通アクセス>

 

JR御茶ノ水駅・千代田線新御茶ノ水駅より3分、丸の内線御茶ノ水駅と都営新宿線小川駅より徒歩6

 

参加費:700円〈学割500円〉

 

当日連絡先:090-6505-3500(吉川)090-4227-7478(棚橋)

 「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール

113-0021東京都文京区本駒込6148602 吉川気付け 電話:03-5976-5811

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