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2013年7月

2013年7月22日 (月)

参院選、自民圧勝に誘導したNHKとマスメディアは猛省を

 昨日、7月21日投票の参議院選挙で改選議席34を大きく上回り65議席を獲得、非改選議席を加えて公明党と共に半数の121議席をこえる勢力を得た。特に定数1の31の選挙区では沖縄、岩手を除き勝利した。小選挙区制にも助けられ、つまり選挙制度の欠点が自民に有利に働いた。

 NHKは選挙期間中もそうだったが投票日の朝の放送で「ねじれが解消するかが最大の争点」と報じた。夜の開票放送でもアナウンサー、解説者の口から「ねじれ解消」との言葉が何十、何百回も飛び交った。

 野党は「ねじれ解消」のスローガンを掲げていない。「原発廃止」、「消費税増税反対」、[TPP反対]、等を選挙スローガンに掲げている。それは国民の具体的な要求に基づいているし、日本が即解決を迫られている重要な問題である。

 しかし、自民党の意図は国民の過半が反対している原発の稼働、消費税引き上げ、TPP参加…等である。しかしこれを真正面に掲げては選挙に勝てない。     「ねじれ解消」のスローガンは、与党が原発再稼働や消費税増税、中韓との外交問題、 憲法改正を選挙の争点にしたくないから、国民の目をそらす作戦上考えたものである。

 自民党の選挙ポスターのスローガン「日本を取り戻す」というスローガンは、「明治憲法下の」日本を取り戻すという意味でこれは憲法改正草案を見ればすぐわかる。「ねじれ解消」「決められる政治」等のスローガンは、自民党の提案する法律を抵抗なくどんどん通せる参議院という意味である。これでは二院生の価値が半減する。公明党も同罪である。

 こうした与党のスローガンを声高に放送するNHKは報道の中立性をどう考えているのか。権力に批判的という、ジャーナリズムの精神はどこに行ったのか。NHKに限らずメディア各社は安倍総理との懇談を行っているが、マスコミ全体が自民党に甘いのは、そのせいだと疑いを持たれている。多くの巨大メディアには、安倍総理に対する海外メディアのきびしさの片鱗もない。

 権力・安倍晋三氏に弱いHNKの体質

 安倍総理は官房副長官の時に、国際女性戦犯法廷(2000年)の教育テレビの特集番組を事前に見て、介入し番組を改編させた。この問題は国会でも大きな問題として取り上げられて、私も参議院議員時代にNHKの会長を追及した事がある。自民党から言われて番組を編集し直しという汚点を残した。これは女性法廷の主催者から裁判に訴えられたが、この裁判で証言したディレクターや記者を左遷し現場から外した。

 この時にイギリスのBBC放送との比較がされたが、NHKにもイギリス国営放送BBCに学んで権力から距離を置いてほしい事は多い。日本で報道機関が権力の片棒を担いで国を滅ぼした例はそんなに遠い昔ではない。その教訓が現代に生きていないと感じることは多い。

 ドイツにおいてナチスが戦後の政治、マスコミとか各分野から追放されたが、日本では大本営発表を担ったマスコミ関係者の追放は不完全で、戦後のマスコミは「大本営発表」に弱い人士がマスコミ界を牛耳ってきた。

 安倍内閣の巧妙なマスコミ対策、世論誘導に国民としては常に警戒心を持つ必要がある。 

 

2013年7月18日 (木)

映画・「アメイジング・グレイス」と「慰安婦」法案

 

 Photo

 (ぎらぎらの太陽に負けず咲く、韓国の国花・ムクゲ

 奴隷貿易廃止立法化に半生をささげた上院議員・ウイルバーフォースの物語『アメイジング・グレイス』(2007年2月公開)が、先日NHKプレで放映された。

 讃美歌「アメージンググレイス」の美しいメロディは日本でもヒットしている。かつて奴隷船の船長として20年間アフリカから多くの人々を奴隷として拉致しアメリカなどに売り飛ばす仕事をしていたジョン・ニュートン作詞で心から改悛し神に許しを乞うないようである。

 今回放映の映画は、私が以前に見たDVD よりはカットされていて感動がやや薄かったがしかし、200年前に悲惨な奴隷貿易に終止符を打つための国会議員の奮闘に心打たれる。アメリカと違いイギリスは奴隷制はなかったが、奴隷売買で多額の利益を得る資本家の代弁者が多くを占める議会だった。

 上院議員・ウイルバ―は首相ピットの側近となり、長年にわたり奴隷廃止のための法案を議会に提出し続けたが、議会では売国奴と攻撃され、反対派議員から激しい批判を受ける。ついに彼は心身の疲れで病に倒れ、夜な夜なアヘンの力も借りなくてはならないほど病気は悪化する。

 しかし牛馬以上のひどい扱いを受けているアフリカ人奴隷の実態を知る彼はひるまない。奴隷廃止運動をしている人々と連携して、また議会での策略も交えて、ついに法律の賛成議員を多数獲得することに成功する。アメリカ合衆国の奴隷制廃止のきっかけとなった南北戦争のおよそ60年前である。

 

 私がこの映画に強く惹かれた理由は、私自身「性奴隷」(=日本軍「慰安婦」)に対する国家の謝罪と補償を求める法律を仲間の議員と共に何度も提出し、その度廃案の憂き目に会ってきた事である。当時の与党の自民党と公明党が、法案の審議さえひたすら避けて、棚上げしたまま廃案を繰り返してきた。

 今から  200年も前の英国議会の本会議場で奴隷貿易廃止の賛否を堂々と議論するシーンはさすが議会制度の母国の感がある。

  私はあの手この手で、審議と採決に持ち込もうと頑張ったが、採決には持ち込めなかった。自民党に採決しない理由を訪ねると、『この法案を否決したら世界から物笑いになる』と私に語った!悔しい思いを何度もした。

 イギリスに「奴隷貿易廃止法制定」のビット首相そしてウィルバーホースあり。

  アメリカに奴隷制廃止のリンカーン大統領あり。

 こうした奴隷制廃止の国際社会の進歩の歴史に逆抗して、百数十年後日本では『慰安婦』システム=性奴隷制を広大な当時の支配区域全域に張りめぐらした。現在、その事実にさえ目を塞ごうとする安倍内閣である。

 私は、「性奴隷」への補償法案、「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」を成立させられないまま議員を辞した。

 日本が人権を尊重する国として、国際社会で「性奴隷」と批判されている日本軍「慰安婦」制度と向き合って、他党3党提出の謝罪・補償等の解決法案を棚からおろして審議に付し、可決す日はいつか。

 そうしてこそ日本が人権尊重を掲げる国連・国際社会のおいて名誉ある地位を占める1歩となるだろう。

2013年7月16日 (火)

男性への侮辱・橋本発言の撤回謝罪求める決議埼玉県三芳町議会が採択

 東京の通勤圏の埼玉県西南部の田園都市・三次芳町議会で採択した決議は、橋本発言について、「慰安婦」を深く傷つけ、女性への冒涜であり、男性への侮辱でもあるとしています。
 提案者は共産党議員団で15人の議員のうち反対は保守系無所属の1人でした。
橋下維新の会共同代表の「慰安婦」発言の撤回・謝罪を求める決議
 「従軍慰安婦は必要だった」「なぜ日本だけが非難されるのか」「米軍は風俗をもっと活用を」など、一連の橋下維新の会共同代表の発言が日本社会はもとより国際社会からも大きな批判を浴びています。
 橋本氏はその後、マスコミの誤報などとして釈明と論点すり替えを繰り返し、米軍と米国民へは謝罪したものの、慰安婦制度は必要だとの持論を繰り返し、国内外の批判は収まていません。
 橋下発言は、犠牲となった慰安婦ご本人を深く傷つけたことはもとより、全女性への冒涜であり、男性に対する侮辱でもあります。
 戦争遂行の為に、女性の性を利用するのは当たり前などと、女性を道具のごとく扱う人権感覚の橋下氏に公職を務める資格はありません。
 よって、橋下氏に猛省を促し、発言の撤回と謝罪を強く求めるものです。
平成25年6月11日
                                埼玉県入間郡三芳町議会
(写真は、右・武蔵野の面影残る雑木林、
 左・町役場と体育館の全景です)
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2013年7月 1日 (月)

日本人が知らない朝鮮侵略の歴史と、「慰安婦」問題

6月30日(日)

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(写真左・講演風景、右・中塚明・奈良女子大学名誉教授) 

 6月30日午後1時より、中塚明・奈良女子大学名誉教授を講師に、東京都渋谷区女性センター・アイリスで第10回「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナールが開かれ64人が参加しました。

 講演はネット中継され同時に400人が視聴しました。会場では「東学農民戦争と日本―もう一つの日清戦争」(中塚、井上勝生、朴孟沫著・高文献)が販売されました。

 中塚先生は「韓国、中国へ行けない安倍首相。米からも歴史認識で厳しい批判を浴びている。また、日本人の歴史認識は世界に通用しない。どうしてこういう日本になったのか?」と提起。

 ご自分が1975年から東北への強制連行調査団に参加等、実地研究から明らかにした朝鮮半島への侵略の歴史について語りました。

 鉱山に強制連行された朝鮮人は”喪家の狗”(そうかのいぬ)、つまり保護してくれる人が誰もいない存在であった。こうした歴史を話しても、日本では「そうはいっても北朝鮮は…」とか、「どこの国でもやっている」といって済ましていると批判します。

 日本が国交のない朝鮮の領海へ立ち入り、4日間も朝鮮と交戦した戦史を、国際的な報告書では「水を求めた」と偽造した江華島事件。日清戦争でも第1撃は朝鮮の王宮を攻撃した戦史の書き換え、等々。

 こうした背景には、朝鮮は落伍した国、日本が守ってやらねば列強の餌食になり日本防衛のためにもならぬという、朝鮮無能論(=日本侵略正当化論)があると指摘しました。しかし朝鮮は1332年から500年も続いた李王朝があり19世紀は制度疲労を起こしていたとはいえ王なり王妃なりに自国の事を真剣に考えてもいた、と指摘されました。

 戦前の、権力が情報を隠していた時代ならともかく、戦後、陸奥宗光外相の特別展示が国会図書館・憲政記念館にある等、情報が明らかになってからも、この基本的認識を受け継いでいる日本の”左派、進歩的な人達”の弱点についても、例をあげて厳しく指摘しました。

(吉川コメント) 

 そういえば、「東学農民戦争」で皆殺しを命令を発したした大本営・伊藤博文についても日本では(初代総理である)評価が高いが、韓国では侵略者で彼をハルピンで射殺した安重根は英雄として大きな銅像がソウルに立っています。

 多くの韓国人が日本嫌いである事の根は深いのです。中国、韓国と対立している今の日本、彼らの反日教育のせいだと切り捨てているマスコミも少なくありません。真剣に日本の将来を考えるならこうした韓国の歴史を学ぶことの必要性を実感させられた講演でした。

 折しも韓国のパク・クネ大統領は先例を破り日本訪問を飛び越して中国へ行き習近平主席と長時間の会談、北京大学では3日連続で日本を念頭に歴史問題を講演したニュースも報道された。

 安倍首相歴代総理らの歴史認識が日本国内では”通用”しているのは、国民の中に朝鮮侵略の事実を知らされていない結果でもあります。

「慰安婦」問題の解決が前進しないのはこうした背景があるとの指摘でした。草の根で朝鮮の歴史認識=日本の侵略行為を知る活動が求められていると痛感しました

(写真会場に展示された写真から~右・「慰安婦」第1号として名乗り出たキムハクスン―埼玉教育会館で体験を語る1994.10.1 左・国会議面前でハンスト中のハルモニを激励する共産党議員、吉川、立木、松本1994.9.)

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