『慰安婦』問題のようなことがなぜ起きるのか、考える―講演
第10回「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナールへのご案内
当ゼミナールは、2010年発足以来3年、行動と学びを積み重ねてきました。
「慰安婦制度は必要なのは誰だってわかる」という橋下発言をめぐり、女性団体をはじめ、日本の各地、アジア、世界から、抗議と批判の声があがりました。同時期に開催中であった国連の社会権規約委員会、拷問禁止委員会からは、日本政府に対して厳しい勧告が出されました。
「橋下発言」の前提には、アジアへの侵略戦争を肯定する「歴史認識」があり、安倍首相の認識と同根であることはあきらかです。しかし、日本にはまだまだこういう認識を許す、根深い問題が横たわっていることは、みなさんも草の根で活動されている中で実感していることと思います。この機会に日本人として、解決へと向わせる絶好のチャンスととらえ、問題の核心を深くつかむことが重要であると考えます。
当ゼミナールは、近代日本と朝鮮問題を研究されている中塚明先生を講師に、学習・討論のつどいを予定しておりました。「橋下発言」をめぐって行動をともにしてきた多くの方々に、“ごいっしょに学びませんか”と広く呼びかけるものです。
◆テーマ◆ 歴史を踏まえずして未来を語れるか
―江華島事件から「慰安婦」問題へ、そしていまの日本ー
◆講 師◆ 中塚 明 奈良女子大学名誉教授
プロフィール*
1929年生まれ。1960年代から近代日本と朝鮮の歴史を主な研究テーマに活動。歴史科学協議会代表委員、日本学術会議会員などをつとめる。主な著作に『日清戦争の研究』(青木書店)『近代日本と朝鮮』(三省堂)『歴史の偽造を正す』『これだけは知っておきたい日本と韓国の歴史』『司馬遼太郎の歴史観』(高文研)
日 時 2013年6月30日(日)
13時~16時30分
場 所 東京・渋谷区女性センター・アイリス
(渋谷区桜ヶ丘町23-21 ℡03-3464-3395
JR渋谷駅西口徒歩7分/渋谷区文化総合センター 大和田8階)
参加費 1000円(学割500円)※当日連絡先090-4227―7478
(写真は講師の中塚明先生の著書・高文研 2007.5.20 第1刷)
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