フォト

最近のトラックバック

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月

2013年1月25日 (金)

ボランティアと企業の労働者を何故差別するの?

 Photo  

(2013年1月下旬、関東地方に大雪が降った) 

今朝1月24日のテレビ放映は、アルジェリアで起きたイスラム武装勢力の犠牲

者と生存者の政府専用機による帰国が朝7時とうゴールデンタイムと重なり、N

HKを筆頭に主な全ての局で長時間同時に放映という異常さだった。

 

 それにつけても思い出すのは、2004年4月7日にイラクで起きた、高遠菜穂

子さんら3人のボランティアの武装集団に拘束された時のことである。当時の福

田官房長官が「自分の責任で行くという事かもしれないが、こういう事が起きる

とどれだけの人に迷惑がかかるのか考えてほしい」と言ったものだ。

 3人のご家族が国会に救出の陳情に見えたので私(参議院議員)もお会いし

た。その時私は高遠さんが言われた「こんな目にあっても私はイラクが好きで

す」という発言は立派ですね」と申しあげた。ご家族の一人は「私もそう思うので

すがこうした状況では言えません」と言われた。当時「自己責任」という言葉とと

もに拘束されたボランティアへの批判が大きく盛り上がっていたのだった。

「多額の税金を払わなければならなかった。金払え!」とインターネットでも悪罵

に等しい言葉をボランティアに投げつけている。当時の世論はこれに近いもの

があったと記憶している。

 危険性は分かっていてもイラクの人々、子どもたちに援助の手を差しのべた

かったボランティア達に対し厳しい世論を誘導したのは当時の自民党政府とそ

れを受けたマスコミだった。

 翻って昨今のアルジェリアの情勢が危険だった事は中東・アフリカ政情変化と

共に伝えられていた。日揮もそれなりの防護体制はとっていた。しかし防げなか

った。現地で働いていた社員、非正規社員にとっては本当に痛ましい犠牲であ

った。ご家族の心痛も察するに余りある。

  政府はこの事件発生後直ちに、つまり事件の様相も、決着も全く予想つかな

い段階で自衛隊法の改正を言明した。安倍内閣の憲法改正へのプロセス、集

団的自衛権行使の容認や、改憲して国防軍実現への”一里塚”という位置付け

に見える。

 NHKは午前7時前からこのニュース・中継を7時35分迄報道しその後も8時

までに限っても、この時間帯の他のニュースはほとんど伝えられなかった。この

時間帯にどのチャンネルを回しても同じように飛行機の到着前後を報道してい

た。

 

 マスコミには冷静さを求めたい。なぜ日本人が狙われたのか、ボランティアと

今度の対応がかくも違うのは何故なのか、合理的理由があるのか等についてこ

の事件を分析する事がジャーナリストの使命であろう。何よりも私たち一人一人

が政府の流す情報に踊らず安倍内閣の意図を注視しなければならないだろう。 

2013年1月20日 (日)

八潮市の個人宅でナヌムの家の『慰安婦』の映画を見る会

 Photo

 1月16日午後、八潮市の中脇宅でDVD「ナヌムの家のハルモニ(元「慰安婦」)たちの証言ー15のときは戻らない」(映画監督・宮崎敏恵)を見る会が開かれました。草加、八潮の女性達が15名参加者しました。 このDVDは以前にも紹介したように昨年の2,3月にナヌムの家に行って撮ってきた30分程度のものです。

オコタでミカンやお茶を飲みながら和気あいあいの雰囲気で始まり、まず20~30分程度の「慰安婦」問題について説明(吉川春子)を聞きました。

 DVDは32分、参加者はパク・オクスン、イ・オクスン二人のハルモニの体験談に引き寄せられます。イ・オクスンさんは「いまでも私は連れ去られた日を覚えている。それは7月29日」と明瞭な日本語で言います。。「慰安婦」とされた朝鮮半島の女性達は片言の日本語を話す人も少なからずいるのです。そして「お母さんも知らない間に連れ去られた。それ以来母親とは会っていない」と話すと参加者は涙をぬぐいました。彼女はまた「謝ってもらっても15の純情は戻らない」とつぶやきます。

 大学生との対話や日本大使館前の若者とハルモニたちの水曜デモの模様も写されます。そして日常生活での食堂風景や、あるいは居間での花札に興じる姿に笑いが漏れます。

 終わった後、いろんな意見が出て議論になりました。「日本はすでに何回も謝罪しているのにまだ駄目なのか、と息子から聞かれた」、「韓国以外の国には『慰安婦』問題はないのか」、「女性が、どうして名乗り出られないのか」、また参加者で詳しい人が「運動が広がったひとつのきっかけは70年代日本の男性がキーセン観光で、買春旅行に集団で出かけたことから、韓国の女性団体の怒りが高まった」と説明を加えました。また、ドイツの強制収容所にも「売春宿があった」事に対する驚きの声が上がりました。

 帰りがけに、「自分の家族にも見せたい」と、DVDを買い求める人もいました。このDVDは、「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール会員には3500円で販売されています。家庭の居間で数人規模で多くの方に見ていただきたいと思います。

2013年1月 5日 (土)

ニューヨークタイムズ社説の厳しい安部総理批判

1月5日(土)

 新年のご挨拶を申し上げます。 「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナールの

会員並びにご支援下さっているみなさま、今年もよろしくお願いします。

Photo

(春日部市は押し絵羽子板の産地です)

 さて、ニューヨークタイムズが1月3日、「日本の歴史を否定する新たな試み」と

題する社説で、日本の安部総理を「日本の歴史を否定する新たな試み」と題し

て社説を掲げ、「安部晋三氏は韓国との緊張をかきたて、協力をさらに困難とす

るような深刻な間違いで、彼の在職期間を開始したいように見える」と指摘しま

した。これは昨年末の産経新聞のインタビューで、侵略戦争と植民地支配に対

する日本政府の謝罪を見直すことを示唆した事に対するものです

 社説は日本の植民地支配と侵略に「心からのお詫び」を述べた村山富市首相

談話(1995年)を「未来志向の声明」に置き換えたいとしていることや、日本軍

「慰安婦」問題で旧日本軍の関与と強制を認めた河野官房長官談話(1993

年)を見直すとしていることを紹介。「安部氏が…自国の戦争の歴史を書き直し

たいとの願望を隠そうとはしていない」と批判しています。

 そして「安部首相の恥ずべき欲求」が北朝鮮の核計画のような問題で、地

域の重要な協力を危うくするかもしれないとの懸念も示し、「そのような修正主

義は、過去の偽造ではなく長引く経済停滞の改善こそに集中すべき国を窮地に

陥れるものだ」と述べています(赤旗新聞1月5日)。

 ニューヨークタイムスのような社説は日本の国民の気持ちと共通するものでも

ありますが、それを代弁る社説が日本のマスコミにほとんど登場しない事が本

当に深刻ですね。そうした報道姿勢も、自民党圧勝をもたらした一因ではないで

しょうか。今回もまた、日本にジャーナリズムはあるのか?との思いに駆られま

した。

 

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »