大阪・木津川南地区委員会の「慰安婦」問題学習会
(写真左はパワーポイントで講演する吉川、右は韓国訪問の報告をするわたなべ結3区候補)
9月26日(水)西成区民センターで午後7時から「旧日本軍『慰安婦』問題と日本共産党の役割」について、元参議院議員吉川春子が講演しました。参加者は74名で、男性の数が女性を上回りました。『慰安婦』問題の講演会としてはとても珍しいことで、男性が多く参加されることは歓迎すべきことです。 能勢みどり地区委員長が9月11日~9月13日にナヌムノ家に行ってきた、この問題をこれ以上解決を遅らせられないと切々と訴えました。続いて「ナヌムノ家」からのメッセージが読み上げられました。
「6月にもハルモニ(元「慰安婦」のおばあさんのことをこう呼ぶ)の一人が亡くなった。この方は身寄りがないのでナヌムノ家から母として送り出した。静かなお葬式だった。ナヌムノ家には年間訪問客が3000人~5000人訪れるがハルモニたちはすべての訪問者に証言してきた。 毎日のニュースにくぎ付けになって注目しているが解決は見えない。「今日は日本からの客に会いたくない」とある日とうとう、ハルモニは言った・・・。日本の国会議員と首相、都知事、大阪市長にナヌムノ家から招待状を送った。ぜひ訪問して、資料館をみてほしいと。毎日郵便配達が来るたびに返事を待っているが、まだ誰からも返事は来ない・・・。韓国の「慰安婦」の生存者は60名、平均年齢は88歳になった」・・・
私は聞いていて、ハルモニ達の「訪問する日本人に正直に証言してきたのにまだ解決しない…」という焦りといらだちを感じ、一日も早く謝罪、補償を行わなければと強く思いました。つづいて吉川元議員が1時間程度「慰安婦」問題と今日の政治状況やドイツ旅行で感じた歴史に向き合うという姿勢の日本との大きな違い、今何をなすべきか等について講演しました。
最後に、大阪3区候補のわたなべ結さんが韓国訪問について詳しく報告しました。水曜デモ、「ナヌムノ家」でハルモニとの交流、3.1独立運動発祥のパゴダ公園、日本が独立運動を弾圧し朝鮮の愛国者を処刑した西大門刑務所跡の博物館等。そしてハルモニ達が大声で日本大使館に向かって謝罪、補償を求める声を聞いて申し訳なくて涙が出たとも。渡辺候補は1981年うまれだそうで、若いしなやかな感受性に感動しました。
橋下「維新の会」が第3局として脚光を浴びる中、日本の反動化をゆるさないために大阪は全国1の重要選挙区です。ドイツでヒトラーが国民の不満を集めて政権に近づいたように、民主党にも自民党にも失望している国民の期待が橋本グループこそ第3局であるかのように映じ、支持が集まる恐れがあります。かつてファシズムの荒れ狂った日本、この恐ろしい歴史の轍を踏まないために、死に物狂いで頑張らねばならない、そんな決意が伝わってくる集会でした。
最近のコメント